PNG vs TIFF

印刷と保存なら TIFF、画面とウェブなら PNG です。

PNGが向いている場面

画面で見るものはすべて PNG。何でも開けて、しかも軽く済みます。

TIFFが向いている場面

印刷所、文書アーカイブ、スキャナーがそう求めるなら TIFF。複数ページ、CMYK、深い色深度を扱えます。

見落とされがちなところ

TIFF は形式ではなく容れ物です。2 つの TIFF が互いに違う方式で圧縮されていて、どちらも読めるソフトが 1 つもない、ということが起こりえます。「TIFF である」ことは、開けることの保証にはなりません。

PNGからTIFFに乗り換えるとき

残るもの

失われるものはありません。PNG も TIFF も中身を劣化なしに保持します。この変換が変えるのは包み方であって品質ではないので、劣化が積み重なる心配をせずに何度でも繰り返せます。

透明は保たれます。PNG も TIFF もアルファチャンネルを扱えるので、切り抜いた部分は切り抜かれたままで、その後ろに何かが塗られることはありません。

EXIF データ、XMP データ、ICC プロファイルは引き継げます。PNG にも TIFF にも、それを収める場所があります。

変換先の形式が追加で扱えるもの

TIFF は作業のための形式で、PNG は完成したものを渡すための形式です。戻ってくるのはページの絵ではなく、編集できる文字です。たいていはそれがこの変換の理由であり、同時にこの変換の限界でもあります。

TIFF はレイヤーを扱えます。PNG ファイル はすでに統合された状態で入ってくるので、結果もレイヤー 1 枚のままです。構造を取り戻すには、手で組み直すことになります。

結果を開く

TIFF を読めるブラウザーはありません。その点では、2 つのうち通用する場所が狭いのはこちらです。送る前に、受け取る側がこれを受け付けるかどうか確かめてください。

Adobe Photoshopは PNG と TIFF のどちらも読めるので、別のプログラムを開かずに、結果を元のファイルと並べて確かめられます。

どちらの形式が何のためのものか

2 つは狙っている用途が違います。PNG はスクリーンショット、ロゴと線画、ウェブ、TIFF は印刷、スキャン、長期保存です。ここは考える価値があります。一方が存在する理由が、そのままもう一方が使いにくい理由になっていることが多いからです。

PNG は PNG Development Group の形式です(1996 年に登場)。 記録は 1 チャンネルあたり 16 ビットです。

TIFF は Adobe の形式で、1986 年から使われています。規定は TIFF 6.0 です。Adobe Photoshop、Affinity Photo、ImageMagickがこの形式を読めます。

TIFFからPNGに戻すとき

失われるもの

PNG が持てるページは 1 枚です。複数ページの TIFF ファイル は 1 ファイルにまとまらず、ページごとに変換されます。

レイヤーは統合されます。TIFF はそれを別々のまま編集できる状態で保ちますが、PNG が保つのは結果です。つまり、どこかのレイヤーを動かす必要のある作業は、先に済ませておく必要があります。

PNG にはキャプション、クレジット、キーワードを収めた IPTC フィールドとGPS の座標を収める場所がないので、それらは TIFF ファイル から先へは進みません。元のファイルを捨てる前に確かめておくと役に立ちます——そして、捨てることこそが目的だったのなら、これはそのまま朗報です。

TIFF は CMYK を持てますが、PNG は RGB で動きます。印刷にかけられる状態だったファイルが画面用の色に移り、印刷の工程では色分解をやり直すことになります。

TIFF は 1 チャンネルあたり 32 ビットまで扱え、PNG に残るのは 16 ビットです。この余裕こそが、思い切った補正をかけてもトーンジャンプを出さずに耐えるぶんです。ですから変換は編集のあとに行ってください。先ではありません。

残るもの

失われるものはありません。TIFF も PNG も中身を劣化なしに保持します。この変換が変えるのは包み方であって品質ではないので、劣化が積み重なる心配をせずに何度でも繰り返せます。

透明は保たれます。TIFF も PNG もアルファチャンネルを扱えるので、切り抜いた部分は切り抜かれたままで、その後ろに何かが塗られることはありません。

結果を開く

PNG は今のブラウザーならどれでも開けます。TIFF はそこまでも届きません。ファイルがウェブページや申込フォームへ向かうのであれば、たいていはそれがこの変換の理由のすべてです。

Adobe Photoshopは TIFF と PNG のどちらも読めるので、別のプログラムを開かずに、結果を元のファイルと並べて確かめられます。

どちらの形式が何のためのものか

2 つは狙っている用途が違います。TIFF は印刷、スキャン、長期保存、PNG はスクリーンショット、ロゴと線画、ウェブです。ここは考える価値があります。一方が存在する理由が、そのままもう一方が使いにくい理由になっていることが多いからです。

TIFF は Adobe の形式です(1986 年に登場)。 記録は 1 チャンネルあたり 32 ビットです。

PNG は PNG Development Group の形式で、1996 年から使われています。規定は ISO/IEC 15948 です。Adobe Photoshop、GIMP、Paint.NETがこの形式を読めます。

PNGからTIFFへの変換で実際に起きること

PNG 139 KBTIFF 601 KB 4.3 倍

なだらかな階調、やわらかい輪郭、粒状感のある写真です。TIFFが想定している、あるいは想定していない典型例で、数値がどちらなのかを示します。 どちらの画像もコードで描き、このページで動くのと同じ変換器でエンコードしています。つまりサイズは当サイト自身の出力です。

PNG 7 KBTIFF 601 KB 86.2 倍

背景が透明で、図形にグラデーションがかかっています。TIFFは両方を保持するか、片方だけ保持するか、透明部分を単色で塗りつぶすかのいずれかです。ここが見落とされがちな差です。 どちらの画像もコードで描き、このページで動くのと同じ変換器でエンコードしています。つまりサイズは当サイト自身の出力です。

PNG 3 KBTIFF 601 KB 236.0 倍

インターフェース、グラフ、ロゴのような、平坦な色と硬い輪郭です。上の写真とは挙動がまったく違い、答えが「ファイルの中身による」になる理由でもあります。 どちらの画像もコードで描き、このページで動くのと同じ変換器でエンコードしています。つまりサイズは当サイト自身の出力です。

並べて比べる

PNGとTIFFを項目ごとに比較 — 何を保持し、その代償は何か。
PNGTIFF
Full namePortable Network GraphicsTagged Image File Format
拡張子.png.tif, .tiff
メディアタイプimage/pngimage/tiff
圧縮方式可逆 — 何も捨てない可逆 — 何も捨てない
当サイトで書き出せるかはいはい

決まりましたか。ここで変換できます

これらのフォーマットについて

この数値の出典

このページがPNG and TIFFについて述べていることは検証できます。根拠となる資料は次のとおりです。