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TAR
圧縮せずにファイルをひとまとめにします。Unix での「詰める」工程で、ほぼ必ず GZ と組みます。
TAR はコンテナです。誰か別のものが符号化した流れを、中に収めておく外殻です。 長期保存とプログラム間のデータ受け渡しのために使われます。
拡張子は .tar、正式名称は Tape Archive です。ただしどちらも、そのファイルが中に何を持てるかほどには多くを語りません。このページの残りは、その中身についての話です。
1979 年までさかのぼります。 仕様は POSIX.1-2001 ustar です。
これだけ長く読まれ続けてきた形式なら、10 年後に取り出したいものを預けても大丈夫です。
誰でも、許可を求めることなく、ライセンス料も払わずに実装できます。この形式が数多くのプログラムに載っているのはそのためであり、20 年前に書かれたファイルが今も開けるのもそのためです。
TAR ファイルは中身をそのまま保存します。保存し直しても何も変わらないので、開いて、直して、また保存する——それを何度繰り返しても劣化は積み上がりません。これが、渡すための形式ではなく作業のための形式である理由です。
TAR ファイルはディレクトリをまるごと保存します。名前も、フォルダーも、そのあいだの構造も。メールの添付でフォルダーの代わりが務まるのはそのためです。
TAR ファイルは壊れたファイルが黙って誤読されるのではなく、壊れていると分かるようにするチェックサムを備えています。
チェックサムは何も直しません。ファイルが壊れていると教えてくれるだけです。ただしそれは、今それを知るか、送った相手から知らされるかの違いです。
tar、7-Zip、Kekaが読めますし、同じ種類のプログラムならたいてい読めます。
ファイルが開かないとき、形式が悪いことはめったにありません。たいていはプログラムのほうが形式より古いのです。もっと古い形式に変換してしまうのが確実な逃げ道で、このサイトの残りの部分はそのためにあります。
これを読めるブラウザーはありません。
これを変換するいちばんよくある理由がこれです。形式が悪いのではありません。ファイルを見せたい場所が、それを読めないというだけのことです。
TAR は、開いて手を入れるために作られています。作業が続いているあいだはこの形式でファイルを持ち、完成したものが必要になるたびに、ここから書き出してください。
繰り返し挙がる不満はこれです。中身のわりにファイルが大きくなる。
どれも、この形式を避ける理由にはなりません。どれかに不意を突かれる前に知っておくべきことがら、というだけです。これは別の主張であり、そして役に立つほうの主張です。
| 拡張子 | .tar |
|---|---|
| メディアタイプ | application/x-tar |
| 初版 | 1979 |
| 仕様 | POSIX.1-2001 ustar |