FLAC

FLACファイルとは

可逆圧縮で、WAV のおよそ半分。音楽を保存するならこれが選ばれます。

FLAC とは何か

FLAC はコーデックです。符号化そのものであって、それが入って運ばれる箱ではありません。 長期保存のために使われます。

拡張子は .flac、正式名称は Free Lossless Audio Codec です。ただしどちらも、そのファイルが中に何を持てるかほどには多くを語りません。このページの残りは、その中身についての話です。

FLAC はどこから来たのか

Xiph.Org が 2001 年に公開しました。 仕様は RFC 9639 です。

古さが役に立つのは、ごく実務的な理由からです。形式が古いほど、それを覚える時間が多くのプログラムに与えられてきたということだからです。

仕様は公開されています

誰でも、許可を求めることなく、ライセンス料も払わずに実装できます。この形式が数多くのプログラムに載っているのはそのためであり、20 年前に書かれたファイルが今も開けるのもそのためです。

捨てられるものはありません

FLAC ファイルは中身をそのまま保存します。保存し直しても何も変わらないので、開いて、直して、また保存する——それを何度繰り返しても劣化は積み上がりません。これが、渡すための形式ではなく作業のための形式である理由です。

どんな色を表せるか

1 チャンネルあたり最大 32 ビット。

1 チャンネルあたり 8 ビットを超えるぶんこそが、編集のあいだ階調が段に割れるのを防いでいます。作業用のファイルでは効きますが、完成したファイルではまず関係ありません。

音声チャンネルの数

最大 8 本です。2 本あればステレオは完成で、ほとんどのものはそこまでです。2 本を超えるとサラウンドの話になり、それを定義してすらいない形式へ変換するときは、この部分が真っ先に折りたたまれます。

自分を守るために何を備えているか

FLAC ファイルは壊れたファイルが黙って誤読されるのではなく、壊れていると分かるようにするチェックサムを備えています。

チェックサムは何も直しません。ファイルが壊れていると教えてくれるだけです。ただしそれは、今それを知るか、送った相手から知らされるかの違いです。

FLAC を開けるのは何か

Audacity、foobar2000、VLCが読めますし、同じ種類のプログラムならたいてい読めます。

ファイルが開かないとき、形式が悪いことはめったにありません。たいていはプログラムのほうが形式より古いのです。もっと古い形式に変換してしまうのが確実な逃げ道で、このサイトの残りの部分はそのためにあります。

ブラウザーで開く

これは今のブラウザーならどれでも読めます。

ですからページに置くのも、メッセージに添えて送るのも、安心してできます。相手が何をインストールしているかを考える必要がありません。

中身のほかに何を運べるか

FLAC ファイルは文書のプロパティを持てます。

このうち何が変換後まで残るかは、変換先の形式次第です。そして正直な答えはたいてい「一部だけ」です。

作業のための形式です

FLAC は、開いて手を入れるために作られています。作業が続いているあいだはこの形式でファイルを持ち、完成したものが必要になるたびに、ここから書き出してください。

基本情報

FLACフォーマットの識別子と出自。
拡張子.flac
メディアタイプaudio/flac
公開元Xiph.Org
初版2001
仕様RFC 9639

FLACを別のフォーマットに変換する

別のフォーマットをFLACに変換する

FLACの代わりに検討できるフォーマット